片手にドーナツ、心に花束

西部劇、マカロニウエスタン、ときどきアメコミ。

【必殺の用心棒】


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SUGAR COLT

1968年。監督フランコ・ジラルディ。主演ハント・パワーズ。音楽ルイス・エンリケス・バカロフ。

マカロニウエスタン×007=シュガー・コルトになるという。ならないんじゃないかな。

実際、ならなかった。

ならなかったが、だからといってそれが失敗だったというわけではない。シュガー・コルトはシュガー・コルトである。それでいいのである。それにしてもポスターがカッコいい。と思いませんか?

御婦人に銃の撃ち方を教える教室を開校しているが、なんせキレキレの元諜報員である。伯父はピンカートン探偵社である。

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映画「必殺の用心棒」より

で、こんな話さ。

南北戦争終結後、故郷へ帰還する北軍兵士百人が姿を消す。この奇怪な事件解決の調査を依頼されたシュガー・コルトことトム・クーパーはマムシ谷とかいう、いかにも怪しい名前の町に潜入する。

 

親族が殺された直後のわりには呑気なBGMにのってマムシ谷に向かうシュガー。というか、全編を通して緊迫したシーンでも牧歌的な音楽が流れる。いいじゃないですか。医者になりすましてマムシ谷に潜入するシュガー・コルトは明らかに怪しかった。いきなり素性を疑われていた。

↓なぜだろう?とても胡散臭く見えてしまう↓

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映画「必殺の用心棒」より

本当にキレキレの諜報員だったのか?などと思われても仕方ない。とりあえず女に手を出し、変なボクシングで酒場で乱闘したり、阿片を薪ストーブに放り込んで酒場の客をラリパッパにして情報を入手したり、唐突に部下の黒人が現れたりと力業が多い。

さらにはけっこう早い段階で、「トム・クーパーが退く代わりに、シュガー・コルトが登場だ!」などとほざく。なんて、実はなかなかの高揚感を得ていたりもする。

特命係長的なスタイルは嫌いではない。むしろ大好きだ。

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映画「必殺の用心棒」より

その後は事件解決に向けて一気に話は進行していく。なんだかんだで女子に好かれて帰路につくシュガー・コルト。ツッコミどころ満載だが、何も考えずに見ることができる、娯楽度満点のマカロニウエスタンである。

それじゃあ読者諸君、毎日は愉しいだけじゃない。哀しいだけじゃない。では失敬。

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