片手にドーナツ、心に花束

西部劇、マカロニウエスタン、ときどきアメコミ。

【DCEU DC映画のまとめ】


f:id:wataridori73:20190806235319j:image

『アクアマン』の大ヒット、つづく公開間近の『シャザム!』も前評判は良く、DCEUも波に乗ってきた!と期待できるのだが、やはりメインであるはずのスーパーマンとバットマンにはしばらく力は入れられないとのことで、そこは哀しい。まあ、仕方のないことだが。

ベン・アフレックの脱退、ジェシー・アイゼンバーグのレックス・ルーサーは?デスストロークは?不透明なことが多すぎて、なんかもう無茶苦茶だよ、って感じ。フラッシュのエズラ・ミラーにまで不安げなニュースが飛び込んできてしまった。『ジャスティス・リーグ』はこのまま空中分解してしまうのか?どうなんの?

ということで不安や不満を多々抱えながらもDCEUを愛する気持ちは変わらない。なので『シャザム!』公開前だし、『アクアマン』以上に見に行こうかな、なんて考えてる人がいるかもしれないので書きます。

まあ『シャザム!』はDCEU、すなわちDC・エクスパンデット・ユニバースの作品ではあるけど『アクアマン』同様に過去作を見てなくてもじゅうぶんに楽しめるようになっている。はず。

でも書く。

見なくても楽しめるが、見ればより楽しめる。でも見るのが面倒だ、という多忙な方々のために書く。

 

 

そもそもDCEUってなんだ?

DCEUとはDCコミックのキャラクターが同一世界において活躍する映画シリーズ。まあ、ライバル社マーベルの『アベンジャーズ』等のMCU大ヒットに便乗して、じゃあ僕らも、ってDCとワーナーがはじめたシリーズである。

これまでにスーパーマンやバットマン、コンスタンティン、グリーンランタンなどを単発で映画化してきたが、同一ユニバースとしては描いてこなかった。そこを、あらためて仕切り直し、スーパーマンやバットマンをリブートして再始動したのである。

なので2013年以前のDC映画であるクリストファー・リーブの『スーパーマン』シリーズや、伝説の『ダークナイト』三部作などに触れておく必要はない。繋がりはないので。

見る順番は、素直に公開順に見ればいいと思う。公開順が時系列になっている。「ワンダーウーマン」は過去に溯っているが冒頭とラストは「バットマンvsスーパーマン」のつづきになっている。

で、どうでもいいことだが、さんざんDCEUという名称を使っているが、MCUとは異なりDCEUはワーナー及びDCコミックスの公式名称ではない。ファンメイドである。

 

『マン・オブ・スティール』

f:id:wataridori73:20190831012656j:image

2013年。監督ザック・スナイダー。主演ヘンリー・カヴィル。音楽ハンス・ジマー。

DCEUの華々しい船出にふさわしいのは、やはりスーパーマン。DCコミックスといえばスーパーマン。いや、スーパーヒーローといえばスーパーマンである。

そんなスーパーマンのリブート作。とにかくスーパーマンのオリジン(起源)を徹底的に描いた。さらに過去の映像化と大きく異なるのはそのトーン。暗い。重い。悩ましい。ここで賛否が別れてしまったのである。

クリプトン星での誕生から地球での成長を丁寧に描き、未熟ながらも同胞であるゾッド将軍らの地球襲撃を阻止するまでをダイナミックに映像化している。

続編のアナウンスは未だ、ない。これからも、ない、かもしれない。

www.p-goro.com

 

『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』

f:id:wataridori73:20190731061725j:image

2016年。監督ザック・スナイダー。主演ベン・アフレック。ヘンリー・カヴィル。音楽ハンス・ジマー。ジャンキーXL。

DCEU第2弾。DCコミックスの2大スターが激突する夢のような映画である。ていうか、2作目でこれをやってしまっていいのか?いきなりクライマックス、という感じである。

前作同様にトーンは暗く、重い。そして長い。ストーリーも重層的な構成で理解しづらい面がある。じっくりと腰を据えて鑑賞すべき映画である。というわけでシリーズ中最も面倒な作品。でも真正面から向き合うことでシリーズ中最も愛すべき映画になるのだ。地球上では比類なき力を持つスーパーマン、超法規的活動をするバットマン、一企業を越えた権力を得ようとするレックス・ルーサー、そしてアメリカ政府、これらの思惑が複雑に交差して、最後は悲劇的な結末を迎えることになる。

スーパーマンとは違い、ダークナイトとしての活動をやめていたバットマンである。ペンギンやジョーカーとの戦いは過去のものであり、サイドキック(相棒)であるロビンは殺されている、という世界である。

とにかく、ワンダーウーマン登場シーンは鳥肌ものである。

www.p-goro.com

 

『スーサイド・スクワッド』

f:id:wataridori73:20190831012722j:image

2016年。監督デヴィッド・エアー。主演ウィル・スミス。音楽スティーブン・プライス。

DCEU第3弾ながら、ストーリー上は前作からの繋がりは薄い。スーサイド・スクワッドことタスクフォースX創設者であるウォラー長官とブルース・ウェインがメタヒューマンの情報交換で繋がっている程度である。

ヴィラン、すなわち悪者たちが主人公である。アメリカ政府に脅されてチームを組まされた悪者たちが世界を救う。ということなので悪者ではあるが、絶対悪として描かれてるのはジョーカーだけで、その他は善と悪の間を揺れ動いている。

前作から数ヵ月後、メタヒューマン対策としてアメリカ政府は非公式にタスクフォースXを組織し、減刑等を条件に悪人たちを危険な任務にあたらせる。隊を束ねるフラッグ大佐に、ヴィランたちは当初は反発しあうが任務を遂行していくうちに結束を高めていく。

チームものだがハーレイ・クインのひとり勝ちである。でも個人的にはヴィラン以上にヴィランぽいアマンダ・ウォラー長官が輝いて見えた。

ちなみにハーレイ・クインはロビン殺しの共犯で捕まっている。

www.p-goro.com

 

『ワンダーウーマン』

f:id:wataridori73:20190831013318j:image

2017年。監督パティ・ジェンキンス。主演ガル・ガドット。音楽ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ。

DCEU第4弾にして遂に大ヒット。一枚の写真をめぐってブルースとダイアナの交流が描かれるが、時代は百年ほど過去にさかのぼる。ワンダーウーマンのオリジンに迫る一本である。

クラークやブルースに比べると、閉じた世界セミッシラ島で生きてきたダイアナの天然ぶりが発揮され、暗く、重いDCEUに少しだけ光が射し込まれたのである。脇を固めるチーム・トレバーの面々がとにかくいい。

墜落事故によって外の世界からセミッシラに現れたトレバーと共に、第一次世界大戦を終結させようとするダイアナ。大戦を陰で引き起こしていた黒幕こそ、ダイアナが打倒すべき戦いの神アレスであった。

トレバーの秘書であるエッタ・キャンディをはじめ、サミーアやチャーリー、酋長らの出番がもうないということがとにかく哀しい。

現時点で唯一、続編がすでに製作されている。次回作『ワンダーウーマン1984』は2020年6月公開、予定である。

 

『ジャスティス・リーグ』

f:id:wataridori73:20190831012844j:image

2017年。監督ザック・スナイダー。主演ベン・アフレック。ヘンリー・カヴィル。ガル・ガドット。音楽ダニー・エルフマン。

DCEU第5弾で、オールスター映画。『バットマンVSスーパーマン』で顔見せは済ましているフラッシュ、アクアマン、サイボーグらが本格的に登場。だけじゃない、バットマンには欠かせないゴードン本部長もここで登場。とにかく豪華。

DCEU特有、というかザック・スナイダーのトーンの暗さは『ワンダーウーマン』から影を潜めはじめ、今作でもユーモアが随所に散りばめられ方向性に修正が出始めた。監督の途中降板の影響が一番ではあるが、長すぎず、暗すぎず、重すぎず、という方向に向かいはじめた。

スーパーマンの意志を継ぐバットマンは、チーム結成に奔走する。すでに地球の危機が迫っていたのだ。メタヒューマンではあるもののスーパーヒーローとしては未熟な面々が徐々に自覚をもっていき、未曾有の危機であるステッペンウルフに立ち向かう。

最も続編が望まれている、はずの作品だが最も望み薄な作品。色々と伏線が張られていたが回収できる見込みはない。DCEUは今後、ユニバースとしての繋がりを重要視せず、単独性重視で展開していく、ということになった。ポストクレジットシーンで登場したデスストロークは行き場を見失ってしまった。

とはいえ、せっかくのユニバースなのでヒーロー集合の機会も窺っている、とのこと。でもまあ、今ではないのは確かだ。

 

『アクアマン』

f:id:wataridori73:20190831012922j:image

2018年。監督ジェームズ・ワン。主演ジェイソン・モモア。音楽ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ。

DCEU第6弾にしてDC映画過去最高のヒット作となった。意外である。ユニバース作でありながらも単独性を強くした作品なので、他のヒーローは登場しない。

吹っ切れたかのような軽快さと痛快さを併せ持った作品である。あらゆる娯楽映画の要素を詰め込んでいるが、なんの不自然さもなく綺麗にまとまっている。ジェームズ・ワン監督の手腕の凄さである。

ステッペンウルフとの戦いから一年、アクアマンことアーサー・カリーは弟であるオーシャンマスター・オームのアトランティス地上侵攻を食い止める戦いに挑んでいく。

すでに続編の動きはある。ポストクレジットシーンから推察するに、ジャスティスリーグとは別のアクアマンのチーム、ジ・アザーズとブラックマンタの戦いになるのではないか、という見方が有力である。

 

『シャザム!』

f:id:wataridori73:20190831012954j:image

2019年。監督デヴィッド・F・サンドバーグ。音楽ベンジャミン・ウォルフィッシュ。

DCEU第7弾で、日本では来月、4月19日公開。あと1ヶ月の辛抱だ。

やはり『アクアマン』同様に単独性重視の作品なので競演するヒーローはいない。たぶん。見てないので確かなことはいえない。

 

今後のDCEUは?

現時点で確実に公開される作品。

『バーズ・オブ・プレイ』2020年2月
『ワンダーウーマン1984』2020年6月
『ザ・スーサイド・スクワッド』2021年8月

確実に公開されそうなのは、今のところこの三つである。

 

『バーズ・オブ・プレイ』はハーレイ・クイン主役のガールズチーム映画。ヴィランのブラックマスクにはユアン・マクレガーが。

f:id:wataridori73:20190922231115j:image


『ザ・スーサイド・スクワッド』は続編ではなくリブート作になるみたいだが、デッドショット以外の主要キャスト数名は続投のようなので、まったく新たに生まれ変わるわけではなさそう。f:id:wataridori73:20190917055743j:image

 

また、完全にDCEU外の映画となるが、ジョーカーのオリジンを描いた『ジョーカー』もホアキン・フェニックス主演で2019年10月全米公開予定。予告編を見た限りでは、個人的にはホアキンのジョーカーにはかなり期待大です。こっちがDCEUに参戦してればよかったのに、と思ってしまいます。スナイダー版バットマンとの相性がとても良さそう。

f:id:wataridori73:20190831013100j:image

 

さて、『シャザム!』の公開が待ち遠しいDCファンですが、とんでもなく迷走中のDCEU が心配で心配で。とりあえずヘンリー・カヴィルはまだ降板しないでほしいなあ。

少しずつDCEU作品は個別に記事にしていきたいと思っています。DC愛にあふれた記事になると思われます。では。

Amazonプライム会員に登録する