「赤い河」を見てから「ラストショー」を見ると実に感慨深いだろう。
そろそろわたくしも西部劇を見てみようかしらん?なんて思っているなら、新しめのこちらでデビューしてはどうかな。
何かを変えなきゃ、変わらなきゃ。なんて思っても何もできないよ。こんな僕ですがよろしいでしょうか?
遥か上空のヒーローじゃない。どこからともなく現れて、去っていくヒーローじゃない。クチーヨはいつだって隣にいるんだ。
でも一番好きなヴィランはローグズのキャプテン・コールドなんだよね。
本当は選択肢などない。人生に岐路なんてない。あるように思うのは錯覚でしかない。ふり返ったとき、後悔とともにそう思うだけである。
身勝手な連中が集合して争うとロクなことがない、ということがよくわかる。主人公に共感できないので、上から目線で見てやろう。
トーマス・ミリアンがおちゃらけることなく、ずっとむずかしい顔をしている。きっと撮影も大変だったことだろう。あと、言うほどシュールじゃないよ。
ウエスタンと言われるとちょっと違うけどメキシコ革命ものに外れなし、である。さらにはクラウス・キンスキーに魂を揺さぶられるよ。
リー・ヴァン・クリーフとトーマス・ミリアンがタッグを組んだ!どうなってしまうんだ!こうなってしまうんだ!
斧を降りまわす!斧を振りまわす!斧を振りまわす!