残念な弟をもつと実にめんどい。ということがよくわかるマカロニウエスタン。
こんなクリーフは嫌だ!が満載のマカロニウエスタン。嫌じゃないけどね。
B級的イケメン。スターになるには何かが足りない。そんな若きガンマンとオヤジガンマン。
いかにもマカロニ的な主人公。なにはともあれお金だよ。でも人の情も忘れてないよ。たぶん。
マカロニΧ007→シュガーコルト!大風呂敷を広げてみた!丁寧に畳まれてしまった!それがマカロニだ!
無頼、と銘打っておきながらちっとも無頼じゃない。抜けた感じ、ゆるい感じがたまらない。
テキサス奪還を目論むメキシコ半グレ集団に挑む賞金稼ぎと軍人三人組。マカロニ的エレメント満載の傑作!
アウトローもいい、でも不器用だけど実直で誠実な男にもなりたい。なれそうもない。
ベン・アフレック脱退の時点で何かが終わったような気がしている、というのが偽らざる本音である。
なれないし、なるべきではないとわかっていてもランカスターみたいになりたいなあ。ならないよ。
ジェンマはマカロニを照らしつづけたオレンジの夕陽。噴水の温度を上げたオレンジの夕陽。
マカロニ第四の男、アンソニー。スマートぶってるけど半歩足りないアンソニー。でも放っておけないアンソニー。
ジェンマとクリーフ、夢のマッチアップ。貫禄を見せつけるクリーフ、だけど俺たちのジェンマも負けてない。
俺たちのジェンマ。マカロニウエスタンを支えつづけた男・ジェンマ。星空が出てこなくても、用心棒じゃなくても、ジェンマさえいれば。
空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!いやスーパーマンだ!って感じのスーパーマンではなくなった。でもいい。
あの時こうすれば、ああすれば、馬鹿馬鹿。でもどうしようもないね。そんなマカロニウエスタン。
永遠のマカロニスター、ジェンマ。役に立たないピストル、1ドル銀貨など楽しいガジェットもあり楽しいよ。マカロニに爽快さを求めるならジェンマだ。
エンジェルフェイス、マカロニの貴公子、とにかく汚いマカロニ界において異彩を放っていた。マカロニでほっこりしたいなら迷わずジェンマだ。
みんな大好きジャンゴ!老いも若きもジャンゴ!酒場の踊り子の中にバナナマン日村が紛れてるぞ!
何がどうすごいのかよくわからない千にひとつの名銃が主人公、といってよい西部劇の名作。
拳銃不所持で趣味はナプキンリング彫り、っていう異色の保安官代理デストリー。でもやるよ。彼はやるよ。
馬鹿だね女って。 馬鹿だね男って。 遠い昔も今もこれからも。
西部劇の代名詞。古典的名作。これを見なければ何もはじまらない。そしてやさしい。夕暮れそうな弱き者たちに。
正しさ。やさしさ。狡猾さ。汚ならしさ。虚しさ。そして愚かさ。すべてが人間だった。いつだって、どこでだって、それは変わらなかった。
レオーネによるリー・ヴァン・クリーフの発見がマカロニウエスタンを加速させた。美しさ。人生のアリーナにおいて環は閉じられる。
この映画に出会えたことを素晴らしく思う。マカロニ・ウエスタンに遭遇できたことを誇らしく思う。 君は正しい・僕も正しい。